物語か映像か。
ドラマかムービーか。
どちらかに偏っています。
物語としては面白くとも、映像として面白くなかったりする。
物語は平凡でも、その描き方が面白かったりする。
原案か作画か。その分業はもう始まっています。
ぼくはずっと映像側だったので、物語を書いてみようと思います。
その一環として小説を書いているのだけれど(書こうとしているのだけれど)
映像と同じで断片しか出てこないので、それを実現するための前後を構築するのがめんどい。
面白いのは、ストーリーを作るってのは思った以上に思想を組み込みやすいということ。
「ああ、ぼくはこういう思想を持っていたのか」と気づかされることが多い。
また、それを気づいたと同時にメッセージとして物語内に組み込めることができる。
それって平面状の表現じゃなかなかできないこと。伝えたいものありきで製作する手法でないと難しい。
ぼくが伝えたかった普遍的なメッセージもすごく言語化できた。
物語の根底に流れてるものは「アート、少年、冒険、人生」がテーマだと思っています。
伝えたいことを簡単に言うと「人生ってこんなに面白いんだぜ。おまえらもこっち来いよ!」ということです。
思い返せば“これらの勧誘”こそが僕が小学校のころからやっていたことでした。
2010年3月29日の記事に頂いたコメントを引用します。
えっと。今日偶然このブログを見つけ、少しずつ過去の記事を読んでいますが、常に創造に意欲的で行動的なやなせさんに感動しました。
最近、まず行動することが大事なんだって感じていたので。なんだか前向きな気持ちになりました。
それを伝えたくてコメントさせていただきました。
僕はこのコメントをもらったときすごく嬉しかったし、コメントを返信するまでずっともぞもぞしてた。
こんなにも落ち着かなくなるコメントをもらったのは何ヶ月ぶりだろう。
僕の伝えたいことが確実にブログを通じて伝わる嬉しさ。
そういうものでいっぱいになりました。
クラスで僕を凶弾した人たち。そういう人こそ、僕は救いたい。こっちの道があるってことを見せたい。
「開け!開け!開け!開け!」そう叫んでいました。
けれど誰一人救えなかった。おわんが被さっていることを自覚できない――おわんを2重に被っている状態――同級生を見ているのが辛かった。
物語に変換すれば伝わるだろうか。僕の声は再度響くだろうか。
そんな期待で今はいっぱいです。
- 2010/04/18(日) 01:04:43
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| Comment:2
やなせさんにはずっともぞもぞさせられてます。
例えば最高に面白い映画を見たあと、ちょっと外を歩きたくなるように。
今すぐ何かしたい、そんな感覚になります。愛してます。最高です。
そして「凶弾」じゃなくて「糾弾」だと思います。
- 2010/04/23(金) 23:39:20 |
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- アズマ #-
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>>アズマさん
は、嬉しい限りであります! その感覚いいですね。まさか自分が。
ひゅー! フューチャー! 愛のある同志がいて嬉しいぜ。こちらこそ。
それはまさしく誤字です! さすが! どっちも強烈な文字だからまあいいや。
- 2010/04/29(木) 21:20:28 |
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- やなせ #-
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