「どうして言い訳できないの? ちゃんと言い訳しなさい!」
母親が子供にかけるありがちな言葉です。
子供の頃はよく言われるので印象に残りますが、大きくなるにつれて忘れがちになります。
言い訳は大事なことです。
言い訳は「良い訳」に通ずるテクニックです。
物事の状況を良くすることも出来ますし、和やかにすることもできます。
言葉が扱える人類だけの特権です。
子供の頃はちゃんと言い訳できるのに、なぜ大人になると言い訳ができないのでしょうか。
それは言い訳のテクニックを教わっていないことが原因です。
テクニックが貧弱だと、効果が弱くなります。
言い訳にはとても強い力があるのに、使い方が分からないために言い訳の力を過小評価しているのです。
言い訳は保険にもなります。
いざと言うときに自分を助ける事ができます。
テストの前に「あたし勉強してないんだよね」といったセリフを聞いた事がありませんか?
『勉強をしていない』という言い訳をしておけば、点数が良くても悪くても自分を助ける事ができます。
言い訳を事象の前に使うことにより、どちらに転んでも物事を良い方向へ考えられます。
これは言い訳の力で未来を操っています。
言い訳は事象の後にも使うことができます。
例えば、あなたの目の前にブドウがなっています。
それはそれは美しい緑に染まったブドウです。
しかしあなたは身長が低かったせいで、なっているブドウがどうしても取れません。
ここであなたは言い訳ができます。
「どうせあのブドウは酸っぱいさ。別に食べたくないね」
事後の言い訳は自分の気持ちを助けます。
事象の後の言い訳は主にメンタルの面に強く効果を発揮するのです。
宝くじに外れたときも「ここで運を使わなくてよかった」
試験の点数が低かったときも「無駄な事に自分の才能が使われてなくてよかった」
遅刻しそうになったときも「久々に、いい運動になった」
もしもあなたがブロガーなら、コメントが来たら純粋に喜べばいいし、来なかったらコメントができないほど難しいエントリが書けたと喜べばいい。
試験のときだって点数が高かったら喜べばいいし、低かったら「こんなところに自分の才能を発揮されてなくてよかった」と安堵すればいい。
事後の言い訳はだれもが無意識にやっているのです。
言い訳は人生でかかすことのできないスパイスになります。
テクニックを身につければ自分を守ることができるのです。
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まとめ言い訳をしよう
- 2006/11/01(水) 21:16:46
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