僕の高校中退マニュアル 稲泉 連 (著)
またも面白い本に出合えました。
高校中退について詳しく教えてくれて、しかも体験記というおまけつき。
誰もが通る「高校中退」について読み解いていきましょう。
まずみんなが持っているイメージとして、どんなものがありますか。
「高校中退に対してのイメージ」
などなど奇特なこととして見られがちです。
周囲の人も決まって口をはさんできます。
17歳が人生と世界を考える - 苦悩によると
「高専2年生で辞めたらただの中卒」
「中卒やったら誰も相手してくれない」
といったものが多いようです。
いかにも「あなたのことを思って忠告しているんですよ」というニュアンスが含まれている。
いわば自分の価値観を他人に押し付けようとする行為の典型です。
しかも忠告してくる人は「好意」をもって接してくるのでたちが悪い。
たしかに高校中退というのは怖いです。
中退直前になると言いようのない不安感に襲われることもあります。
でも、僕は中退というステップを踏まないと前に進めないと思いました。
今までは曖昧に考えていた中退を実際に考えるとなんだか不安になります。
先ほど引用したように「中卒」という文字を見ると、「高校生」という肩書きがなくなるのは恐怖すら感じます。
逆に言えば、自分がいかに「高校生」という肩書きに頼ってきたか実感することができました。
「中卒は誰も相手してくれない」というのはメリットだと考えます。
中卒というだけで相手にしてくれない無能な人々を遠ざけることができます。
学歴しか見ない視野の狭いカチカチの人が一掃できるので、一般の人より一歩リードしたと言えるでしょう。
求人に「高卒以上」とか「大卒以上」と書いてある無能な会社に就職する危険もありません。
面接に行って、中卒という理由で落とすような会社はこっちから願い下げです。
たとえ面接で落とされたとしても、後悔するのは10年後、20年後の採用担当者です。
中卒というのは、人を見極めるフィルターとして働きます。
無能な人を遠ざけ、有能な人ばかりが自分の周りに集まってくる。
そういうのって素晴らしいと思いませんか。
冒頭で紹介した本は高校中退のメリットを教えてくれて、体験記も載っているので不安な気持ちを払拭させてくれます。
高校中退しようと思っている人。
すでに中退しちゃった人。
すべての人におすすめの本です。
興味が沸いたのなら、図書館とかで探してみてはいかがでしょうか。
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まとめ中退は大きな武器となる
- 2007/01/12(金) 21:36:50
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